リフレイン
――特殊部隊オフィス。
「おはよーッ♪」
「おはようございます」
「おはよ、水樹、戸田さん」
あたしと潤は一緒に出勤した。
「ん〜それにしてもあと2日で特殊部隊ともお別れかぁ…なんか寂しいな」
「ま、会いに来たくなったら来なさいよ」
あたしは美姫と話をしていた。
「えっ!?水樹さん、特殊部隊やめるんすか!?」
ガタンッとハルカが立ち上がった。
「そうよ?水樹は来月からSPに移動だから」
「うん、美姫の言う通りだね」
あたしは相づちを打った。
「マジすか〜!?水樹さんいなくて俺達どうするんすかーー!!」
「そーゆう心配する前に、お前は自分の射撃レベルや武術を気にしろ」
「ゆっ、優輝さん!!」
桐島ちゃんが呆れたように言った。
「はっきり言ってお前はギリギリの線でここに入ったんだぞ?失業したくなかったらもっと腕を磨け」
きっ…桐島ちゃん、キツッ!!
「ひょえ〜!!優輝さんこえーっ!!」
「テメェ…」
桐島ちゃんはハルカにグーで拳骨をしようとした。
――のはずが、もう片方の手でハルカのお腹にボディブローを放った。
「ぐへっ…!!ゆ、優輝さん…」
美姫は可笑しそうにケラケラと笑っている。
やっぱ特殊部隊は仲がいいなぁ…
あたしはなんだか離れるのが寂しくなった。