リフレイン
「二宮先輩」
名前を呼ばれて振り向く。
「瑠樹也…」
そこには瑠樹也が立っていた。
「SPに…なるんですね。」
「あ、うんっ。」
「…頑張って下さいね。応援してます」
瑠樹也は滅多に見せない笑顔をあたしに向けてくれた。
「ありがとっ♪瑠樹也達もあたしがいなくても上手くやっていってよね?」
「当たり前ですよ。たまには特殊部隊オフィスにも遊びに来てくださいね。」
「来る来るッ!!絶対に行くねっ♪」
「はい。お待ちしてます」
瑠樹也は頷いた。
「ま、俺達はずっとお前の味方だよ。安心しろよ」
桐島ちゃん…
「SPになってもあたし達のこと忘れんじゃないわよ?仲間なんだから!!」
美姫…
「頑張って下さいね!!水樹さん!!俺らは大丈夫っす!!」
ハルカ…
「お前は決して1人じゃない。それだけは忘れるな」
司令官…
「絶対追い付いてみせるからな。頑張れよ、水樹」
潤…
あたしは幸福者だ。
こんなに良い仲間がいて、愛する人がいて。