リフレイン
「どっちにしろ司令官はないでしょ!!それにあたしは今は彼氏とかいらないの!!人を救えればいいんだから」
あたしは再びビールを一口飲んだ。
「ま〜…水樹は美人だし、彼氏なんてすぐに出来るんじゃない?」
「さ〜どうだかねー」
彼氏……ねぇ…。
いずれは作ることになるんだろうだけど…
別に彼氏を作るためにこの仕事をしてるわけじゃないし。
まだ……いいかな。
その後、あたしと美姫は2、3時間話し込んで飲み屋を出た。
「――じゃあね水樹!!また明日ね!!」
「うん、ばいばーい♪」
あたし達は飲み屋の前で別れた。
よし、明日も早いし帰るか…
ケータイを見ると“11:30'と記されている。
今日は歩きで来たからな…
急ごうっと。
あたしは足早に歩き出した。