リフレイン
「と、とととと戸田さんっ!!」
あたしは首筋に顔を埋める戸田さんの肩を掴んだ。
「ん?何?」
戸田さんは首筋から顔を離すとあたしを見た。
「あ、あの……」
あたしは気まずそうに目を逸らした。
言わなきゃだよね…
あのことを……
「あたし…実は処女……なんです」
あたしは小さな声で呟いた。
戸田さん引いたかな…
そりゃ引くよね!!
22にもなって処女とかありえないし!!
あ〜〜!!!
ホント最悪!!
めっちゃ引かれるよ〜!!
「そうなん?じゃあまだ無理だな。俺はいくらでも待つから、大丈夫だよ」
えっ?
返ってきた意外な返答にあたしは顔を上げた。