リフレイン

｢ふーん、そっか。まぁ幸せになんなよ!!仲良くしなきゃだめだかんね？｣



｢うん、ありがとね!!美姫!!｣



美姫はニコッと微笑んだ。



｢――水樹ちゃん!!いるー？｣



ジムの入り口から心咲ちゃんがあたしを呼んだ。



｢なーにー？心咲ちゃん!!｣



あたしはタオルを首にかけて、心咲ちゃんの元へ駆け寄った。



｢あのね、今オフィスに水樹ちゃんのお父さんがいらっしゃってるんだけど…｣



｢え……？親父が？｣



｢う、うんっ。今オフィスで待ってもらってるんだけど…｣



あたしの顔がこわばっていたのか心咲ちゃんは気まずそうにあたしを見る。



なんで親父が……



｢あ、あの…水樹ちゃん…？｣



｢あ、ごっ、ごめん!!分かった!!今行くね!!｣



あたしは無理に笑顔を作ると心咲ちゃんを見た。



最悪……
なんで親父がここに来んの!?