リフレイン

――トレーニングジム。



あたしと戸田さんはジムに着いた。



着くと同時に美姫がこちらに気付き、走ってきた。



「水樹、話終わった?あ、おはようございます戸田さん!!」



美姫はあたしの隣にいた戸田さんに挨拶をした。



「おはよう、櫻井さん。じゃあ俺は着替えてトレーニングに入るから」



戸田さんはあたしの隣から離れると更衣室のほうに歩いていった。


「いや〜でも水樹、かなりのいい男捕まえたじゃないの…羨ましい限りよ!!ホントに!!」



美姫はあたしの背中をトンッと軽く叩いた。



「え〜!!何それ〜!!」



あたしと美姫は笑い合った。



「美姫は彼氏とラブラブなんでしょー?」



あたしは冷やかすように言う。
すると美姫は少し俯いた。



「あ〜あたし、別れたのよ!!アイツとは!!」



アハハ〜と美姫はわざとらしく笑った。



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