リフレイン
エレベーターで一階に降り外に出ると、一台の車が止めてあった。
……てゆーか…ベンツ!?
「どーぞ、乗って」
戸田さんは助手席のドアを開けてくれた。
「お、お邪魔します…」
あたしは遠慮がちに中へ入った。
うわ〜!!
左ハンドルだしっ!!
めっちゃ綺麗だし!!
あたしの車とは全然違うなぁ…
それに…
戸田さんの香りが充満してて、なんだか凄くドキドキする…
「水樹?」
あたしは左側にいる戸田さんの声にハッとし、戸田さんのほうを見た。
「はっ、はい?」
ヤバッ!!
なんかめっちゃ間抜けな声出しちゃったしっ!!
恥ずかし〜〜!!
あたしは照れ隠しにテヘ、と笑って見せた。