リフレイン

回りを見ると、カップルが沢山いて…イチャイチャしていた。



あ、ありえない!!
人様の前で!!



「と、戸田さん!!あたしお腹空いたからレストラン行きたい!!ねっ?そうしよっ!!」



あたしは無理矢理、戸田さんの背中を押すと海底トンネルを出た。


「なんだよ〜水樹……いいとこだったのに」



戸田さんは残念そうな顔をした。


「あっ、あたしは人の前であーゆうことするのは好きじゃないの!!みっともない!!」



あたしは戸田さんから目を背けて言った。



「ふーん。じゃあ水樹は人の前じゃなけりゃあ、あーゆうこと出来るんだ?」



「はっっ!?」



あたしは素早く聞き返した。



い、意味分かんないし!!



「と、とにかく!!あたしは嫌だから!!ほらっ!!早く行こ!!」



あたしは戸田さんを無視して歩き出した。



「待てよ〜水樹ー」



戸田さんも後に続くようについてきた。



ふぅ。



なんか今日の戸田さん、調子狂うな…



やっぱ見たことない一面が多いからかな?



あたしはそんなことを思いながらもレストランへ向かった。



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