リフレイン

あたしは素早くそいつのみぞおちを目掛けてストレートに拳を入れた。



「うぉっ……」



そいつはその場に倒れた。



「なっ…なんだこの女……」



「かっ…構うか!!早くやれ!!」



1人の男がもう1人に命令した。



「うっ…うわぁぁぁ!!」



そいつは半場やけくそであたしに向かってきた。



「バカじゃないのアンタ」



あたしはそいつを小バカにしたような言い方をした。



そして素早くそいつの後ろに回り、思いきりキックをした。



奴は勢い良くその場に倒れた。



あたしはゆっくり1人残った男を見た。



「ふっ、なんだよそのツラ…まさかビビってんの?(笑)」



「うっ…うるせぇ!!覚悟しろ!!」



そいつは拳を握り、あたしに向かってきた。



「あー、もうウザイなぁ…」



あたしはそいつに向かって走り出した。



そして拳を握っている手を蹴り飛ばし、腹に拳を入れた。



「くっ……」



うめき声を出して最後に残った男はバタッと倒れた。



「ふぅ、疲れた」



その場を去ろうとしたその時。



< 72 / 324 >

この作品をシェア

pagetop