リフレイン
痛みと罪
――次の日。
デートが終わった後、車であたしの自宅まで送ってくれた戸田さん。
車を降りる直前、いきなりキスをされて恥ずかしかったけど…
すっごく楽しかった。
戸田さんのこと、沢山知れた気がするよ。
――警察署、特殊部隊オフィス。
「えっ、初デートしたの!?おめでとう♪どうだった?」
今はお昼休み。
隣には親友の美姫がお昼のサンドイッチを摘んでいる。
「すっごく楽しかったよっ♪戸田さんと前より仲良くなれて凄く嬉しかったし!!」
あたしは笑顔で話した。
なんか戸田さんのこと考えてると自然と笑顔になるんだよね…
もしかして変態!?(笑)
「そっかそっか。幸せそうで何よりだよ♪親友としても嬉しいよ!!」
美姫はあたしの肩をポン、と叩いた。
「――あっ!!司令官!!」
司令官!?
美姫の突然の言葉にドキッと心臓が鳴った。
「おう、今、2人で昼か?」
「はい。司令官もこれからお昼ですか?」
美姫は淡々と話を進めていく。
やだ…早くどっか行ってよ…
戸田さんに見られたら…
変に思われるかもしんない…
あたしはスーツをギュッと握りしめた。