リフレイン
「あ、水樹!!」
丁度更衣室に着いた所、美姫や他のメンバーの子とはちあわせた。
「急ごっ!!」
みんな一斉に着替え、銃などを装備し、会議室に向かった。
「――これで全員か?」
司令官が会議室に集まった特殊部隊員を見回した。
「司令官、これで全員です。今、点呼が終わりました」
桐島ちゃんが前に出てきた。
「うむ、それじゃあこれから作戦会議をするぞ!!A班は―」
あ〜作戦会議とか、のんきなことしてる場合かよ!!
人の命がかかってんだぞ!!
「――水樹、聞いてるのか!?」
いきなり司令官があたしの名前を呼んだ。
「……聞いてるよ…てかさっさと現場に直行したほーがいいんじゃないの?」
「……どういう意味だ」
司令官の声が低くなったような気がした。
回りがシーンと静まる。
みんなの視線を感じたけど…
そんなのは今、どうでもいい。