不器用な僕たち
第四章 恋の確信



――『好き』とか、言葉で簡単に表現できるようなもんじゃない。告白もしない。俺はただ、そばで見守るだけ。



――涼ちゃん…、涼ちゃん…。ごめんね、心配かけて。私…本当にダメだね。



――こんな状況になって初めて気付くなんて。年の差?そんなの僕には関係ない。





雅人・千亜紀、14歳。中学2年生。涼の追っかけに頭を悩ませる日々。


涼、24歳。『ベルマリ』初の全国ツアー。


< 75 / 162 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop