秘密のフィアンセ☆
しかも、門から玄関までは、50メートルはある。

「何なのこれは…」


呆気に取られた私にはお構い無しに、父は足早にその場を通り過ぎる。


玄関の先には、佑斗の両親、そして佑斗本人らしき人が見えた。


「これはこれは、何て可愛らしいお嬢さんだ」


佑斗のお父さんらしき人は、豪快に笑った。


「さあさあ、早く中に入ろう」


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