秘密のフィアンセ☆
背が高く、スラッとしたスタイルは、まるでモデルの様だった。
明るい茶色の髪は、大きく巻かれていて、目鼻立ちのハッキリとした文句なしの美人。
その人が、佑斗と腕を組んでいるじゃない。
「誰?あの人」
ボソっと呟くように聞くと、晴彦は言い辛そうに答えた。
「あの方は、上本 美紅(ウエモト ミク)さん。うちと1.2を争う大きな組の娘さんです」
「組長の娘って事?」
そう言うと、晴彦は頷いた。
「オレたちと同じ歳の16歳。もともとは、美紅さんが若旦那といずれは婚約する・・・そう言われてたんですよ」
そうだったの・・・。
「でも、旦那は内々に、若姐さんと婚約させる気だったし、実際そうなった訳で、実はその事がかなり気に食わないみたいなんです。上本組の組長は・・・」
何て事・・・。
せっかく穏やかに過ごせると思っていたのに、また嵐がやって来た・・・。
明るい茶色の髪は、大きく巻かれていて、目鼻立ちのハッキリとした文句なしの美人。
その人が、佑斗と腕を組んでいるじゃない。
「誰?あの人」
ボソっと呟くように聞くと、晴彦は言い辛そうに答えた。
「あの方は、上本 美紅(ウエモト ミク)さん。うちと1.2を争う大きな組の娘さんです」
「組長の娘って事?」
そう言うと、晴彦は頷いた。
「オレたちと同じ歳の16歳。もともとは、美紅さんが若旦那といずれは婚約する・・・そう言われてたんですよ」
そうだったの・・・。
「でも、旦那は内々に、若姐さんと婚約させる気だったし、実際そうなった訳で、実はその事がかなり気に食わないみたいなんです。上本組の組長は・・・」
何て事・・・。
せっかく穏やかに過ごせると思っていたのに、また嵐がやって来た・・・。