秘密のフィアンセ☆
だって、他の人とキスした後に、私にして欲しくないよ・・・。


ひどすぎる・・・。


そう意味で言ったけれど、佑斗にはキス‘‘そのもの‘‘をしたくないと受け取られたみたいで、ますます怒りを買ってしまった。


「由奈。お前はオレの女だ。お前が嫌でも、オレは止めない」


そう言うと、ほとんど強引に私を抱き寄せ、キスをした。


「ん・・・!」


息が出来ない・・・。


「いや、やめて・・・」


かろうじてそう言ったものの、すぐに唇を塞がれる。


抵抗しても、佑斗の力に完全に負けてしまった。


ズルイ…。


佑斗は、ズルイよ。


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