秘密のフィアンセ☆
あ~あ。

ダメだなぁ。

さっきは、本気で殺されるかと思った。


トボトボと部屋に戻っていると、晴彦が追いかけてきた。


「若姐さん!」


その“若姐さん“ての、止めて欲しいな。


「さっきは、ごめんね。失礼な言い方して」


素直に謝ると、晴彦は首を横に振った。


「いいんです。それより若旦那の事なんですが…」


「若旦那?」


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