秘密のフィアンセ☆
「え?」


何?どういう事?


「若姐さんは、まだ寝てたんですけど、寝顔に…」


寝顔に…キス…?


「そうしたら、若旦那、かなり驚いて、オレ、外で怒られたんですけどね。黙って入るなって…」

そう言いながら、苦笑い
する晴彦を見て、私は顔が熱くなるのを感じた。

「キスって、唇…?」


そう聞くと、晴彦はニコニコと笑顔で頷いた。


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