秘密のフィアンセ☆
晴彦は、サッと立ち上がると、佑斗に道を譲った。


「晴彦、ありがとう。もういいよ」


佑斗にそう言われ、晴彦は頭を下げると、足早に出て行った。


さっきの晴彦の話しを思い出し、緊張する…。


何で、佑斗は私にキスをしたの?


だって私たち、愛のない婚約をしたんだよ?


お互い愛情なんてない…。


なのに、どうして…?


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