【完】sweeeet Xmas(短編)
「私が綾君に愛想尽かすわけないじゃん!
…むしろ、私のが
尽かされそうで怖いよぉ~(涙)」
私が、
9割本気、1割冗談で
そういうと
綾君は何かを
凄く小さい声でぼそっと呟いた。
「えっ!?
なに?
…ごめん、聞こえなかった~
もう一回言って??(汗)」
せっかく、
今日はいつもにもまして
ミラクル優しい
綾君の言葉を聞き逃したままに
するのはもったいないと思って
必死に謝りながらそう言ったんだけど…
「…なんでもない。
てか、そろそろ行くぞ。」
照れやな綾君の
“2回目”はなかった…
がーーーーーん…(涙)
ちゃんと聞いとけば良かったぁ…
あぁぁ……
私が落ち込んでいると、
綾君はそれに見向きもせずスタスタとお店を
出て行ってしまった。
「…ちょ、
待ってよぉぉぉぉぉ!!!!」