【完】sweeeet Xmas(短編)
いつも
強気な綾君が少し不安そうに
そう尋ねる。
こういう時、
“もしかしたら綾君は
私の事、結構好きなんじゃないか”
って思ってしまうんだ。
まだ、
付き合って“好き”って
言ってくれたことは一度もないけど
綾君の行動や態度が
もしかして、不器用に
一生懸命伝えてくれてるんじゃないか
って…
…まぁ、勘違いだったら相当
悲しいけどね(笑)
「もし、
綾君が良かったら…っ!
私は、綾君の事が大好きだもん!
ずっと一緒にいたいよ!」
できるだけ、
満面の笑みで言った。
綾君に、少しでも
私の気持ちがつたわるように…