【完】sweeeet Xmas(短編)
♥おまけ
「ねぇねぇ
そういえば、どうして
“綾君”って呼ばれたくないの?」
私は、
りんごジュースの
ストローをくわえながら聞いた。
「…汚い。
ストロー離してしゃべって。」
綾君は相変わらず、
きれいなしぐさでエスプレッソを飲む。
「うぐっ(汗)
で、で、で、なんで!?」
クリスマスの日から
綾君は、
たまーにだけどちゃんと
“好き”
って伝えてくれることが増えた。
そのたびに私はウルウル
なっちゃうんだけどね(笑)
「…だって女っぽいじゃねぇかよ」
「へ?」
「綾って…
なんか、女っぽいじゃん…」
照れたように
プイッと横を向く綾君。
な、なんか…
綾君、可愛いいいいい!(笑)
私は、どんな綾君だって
「大好きだよ!」
【完】