子うさぎのお世話

子うさぎとすてきな棗委員長





天高く…馬肥ゆる秋



食欲の秋
芸術の秋
スポーツの秋



そんな季節に学生達が一番盛り上がる行事と言えば…



そう、文化祭。



雪兎達が通う私立青蘭学院でも間近に迫ってきた文化祭に生徒達がそわそわ浮き足だっていて落ち着きがない。



「それじゃあうちのクラスは甘味屋ってことで決定しま~す!」



雪兎達1‐Cのクラスでは、ハキハキとした美人委員長、棗が黒板の前に立ちクラスメート達を引っ張っていた。



雪兎のクラスでは甘味屋さんを出すことに決まったようだ。



「後はメニューと…衣装だけど、

得意な人が集まってくれた方が効率よさそうだから

調理担当と衣装担当で立候補してくださ~い。」



棗の声に次々と立候補者が集まり出す。



雪兎は不器用なため…どちらに立候補しても足手まといになるのでここではお呼びなしだ。






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