子うさぎのお世話
「絶対きらわないよ……!!
なつも大好きだけど…、わたしはハルが絶対っ、ずうっといちばん大好きだから!!」
「………!!」
雪兎は時春にギュッと抱きついた。
時春は強く抱きしめてくれた。
「……さっきも…、話しも聞かずに怒って悪かった…。」
ちょっと気まずそうにつぶやいて…
「わたしも…ごめんなさい…。」
雪兎が謝ると、時春は首を振って
「妬いたんだよ…。うさが…あんまり可愛いから…。
そんな恰好他の誰にも見せたくなくて……。
ごめんな…?」
「…か、かわいいの…?」
雪兎が顔を真っ赤に染めてどぎまぎしながら聞くと、
時春はじっと雪兎を見つめて…
「……俺の腕に閉じ込めて…誰にも見せたくないくらいには……な?」
「………っ!?」
時春は雪兎のひらひらなスカートの裾から伸びた白い足をつぅ…と撫で上げた。
「御主人様に…ご奉仕しなくちゃな…?」
「……ぁ…っ!?」
耳元で色気たっぷりに囁かれ…そこをペロリと舐められる…。
飢えた狼が…子うさぎを食べたいと言っていた。