子うさぎのお世話
「……品行方正な委員長さんのする事とは思えないね」
棗はク…っと笑うと
「生徒の恋愛にちょっかい出すのも、聖職者としてありえませんね」
睨み付けるように英彰を見た。
「ずいぶんと時春の肩をもつね。君はそうだとは思わないのかな?」
英彰はまるで心外だとでも言うようだった。
そんな態度も、ますます棗の感に障った。
「ハルはうさを好き過ぎるのよ。あの子のことだけしか考えてない。そんなハルに…あのタイミングで……たいした腹黒ね?」
「………!」
英彰は微かに目を開き少しだけ驚いたようだった。
「たいしたものだね…。でも、僕は雪兎ちゃんを幸せにするよ?」
――――!!
――――ガシャーーッン!!
棗の手によって、落とされた花瓶から白い百合の花が……
雫をたらし……
まるで泣いているかのように横たわっていた。
棗はク…っと笑うと
「生徒の恋愛にちょっかい出すのも、聖職者としてありえませんね」
睨み付けるように英彰を見た。
「ずいぶんと時春の肩をもつね。君はそうだとは思わないのかな?」
英彰はまるで心外だとでも言うようだった。
そんな態度も、ますます棗の感に障った。
「ハルはうさを好き過ぎるのよ。あの子のことだけしか考えてない。そんなハルに…あのタイミングで……たいした腹黒ね?」
「………!」
英彰は微かに目を開き少しだけ驚いたようだった。
「たいしたものだね…。でも、僕は雪兎ちゃんを幸せにするよ?」
――――!!
――――ガシャーーッン!!
棗の手によって、落とされた花瓶から白い百合の花が……
雫をたらし……
まるで泣いているかのように横たわっていた。