子うさぎのお世話

いなくなった心の半分

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ハルが………


帰ってこない…………。


用事があるからと…雪兎を先に帰らせて。



時刻は既に午前2時を回っていた……。



初めてのことだった。


そもそも別に帰ったことが初めてで……。



胸が、痛かった。



時春がいないのは心の半分がなくなったみたいで……。


ぽっかり空いた心の半分。








「………ハルのばか」








ハルが抱っこしてくれなきゃ……眠れない。
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