子うさぎのお世話
教室の窓から校庭の桜の木が見える。



今は寂しい姿だけれど……冬が過ぎればまた満開の花を咲き誇らせることだろう。



雪兎はチラリと時春を見つめた。



気付いた時春は優しく微笑み返してくれる。



それに雪兎も笑みを返した。




これからもケンカをしたり色んなことがあるだろうけれど……




いつの季節も、




あなたと一緒に…………………



……どうかいられますように。










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