子うさぎのお世話
「…かぁっっわいぃ~~っ!!!」
「……!?」
大声で叫んでガバッと立ち上がったのは、一人の女子生徒だった。
手には先ほどまで雪兎が会話していたピンクのうさぎ…。
「なんっって、可愛いの!!」
立ち上がった女子生徒は雪兎のおでこに自分のおでこがくっつきそうな至近距離で頬を赤く染め、興奮した面持ちで雪兎の手をがしり!と握る。
何が何だかよくわからない雪兎はその勢いにあっけにとられ…ポカンと女の子の顔を見上げた。