子うさぎのお世話
2・ひまわりの章
校庭の桜がだんだんと葉桜に変わっていく。
雪兎と時春の周りは少しだけ賑やかになった。
ハル、うさ…と自分達を呼ぶ友達が出来た。
真白家での二人の生活にもリズムが出来つつある。
時春が料理をこなし、雪兎は手伝いと掃除、洗濯…
時春は相変わらず雪兎に甘く、甲斐甲斐しく世話をやく
季節は春から夏に移り変わろうとしていた――――……