子うさぎのお世話




一度パニックになってしまうと雪兎の頭の中から怖いという感情は消えてしまっていた。



相手が何より信頼していて大好きな時春だという事実もあるし…。



何より



乱れる時春は色気増量中で…雪兎は目が離せない。



おまけに!(ここは最も重要だ!)



これって明日あたりには雪兎のささやかな膨らみは『重たくて肩こっちゃう☆』くらいになりゃしないだろうか…?



アホな期待に膨らまない胸を膨らませていたり。




――――しかし、



「……うさ…。」



「………!?」



熱っぽい吐息を耳に感じ……



時春の手が、そこにたどり着いた時……







(う…うそ……!!)









雪兎はビシリ!と固まった。








< 64 / 197 >

この作品をシェア

pagetop