子うさぎのお世話
はじめて……朝まで
家に帰って、時春によって火照らされた体にシャワーを浴びて…
棗がプレゼントしてくれた水着をすぐに洗濯した。
大切な優しい親友の心遣いを雪兎は放っておきたくなかったから…。
丁寧にしわを叩いて部屋に干した。
キレイになってハンガーにかけられた可愛らしい水着を見て、思わずにっこり笑う。
大切にしようと心から思った。
棗にお返しのプレゼントは何がいいかな…と考えて、おもむろに雑誌をめくってみる。
自分のように喜んで貰える物を贈りたかった。
後で時春や秋良にも相談しようと思い、広げていた雑誌を閉じた。
部屋の壁掛け時計は午後7時半…
そろそろご飯かなぁ…と思ったところで雪兎のお腹がぐうと鳴った。