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それは、はじめての定期テストが終わった日の放課後の事だった。
まだクラスに馴染むことが出来ていなかった私は、どうだった??というような会話をすることも、する相手もいなかった。
だから、早く支度を済ませて教室をでようとしたら、かわいらしい女の子に声を掛けられた。
『え、悠羅だけど。ていうか、4月の自己紹介で一応言ったはずなんだけどね。』
「まぁまぁ、いいじゃん♪悠羅ね??よろしくー!悠羅って美人過ぎて今まで話しかけられなかったの!なんかこう……芸能人??みたいなオーラ出てたし!あ…!あたし、橋本紘ハシモトヒロ!ヒロって呼んで♪一緒に帰ろ!」
そのときは、おしとやかそうな見た目とはかけ離れた、マシンガントークに、ただただ驚くばかりだった。