if
『ちさーっ!!おはよっ♪』
「悠羅おはよ♪」
『ってか、人多いねー……』
「まぁ、祝日だしね!」
『でも、美術館だよ!?』
「まぁそーだわなw絶対うちらの学校の人いっぱいいるよね…」
『あ、でも、吹部は今日クラブらしいし、そこまではいなさそうだけどね♪』
「え?今日は、学校締め切ってたような……、どこのクラブもないはずだって!」
『…………』
絶句。唖然とするしか無かった。だって、ヒロはクラブだから行けないって言ってたはずなんだよ…………?
なんで?なんでヒロ、嘘ついたの?
それは今になってもわからない。
「…ま、まぁ、いこいこ!!」
『そーだね!』
そして、美術館からでて
二人はスターボックスに入った。
「レポートとか嫌いーっ」
『だね!!てきとーに書いちゃえっ!』
「だねーっ!」
『ってか、あ!!あの人、かっこいいっ!』
「だれ??あの人!?うそぉ……普通じゃん!」
女子校に通うゆらたちが男の子に関わることなんて、全くなかったから、こういう会話をしたのは初めてだった。
「あたしとゆらの好み、正反対だねーw」
『ちさなの好みってどんなの?』