君に笑顔を ~地味子に恋したイケメンのお話~
「さあ、どうぞ?」
達也が大きくドアを開き、「おじゃまします」と言って瑞希は達也の部屋に足を踏み入れた。
「散らかっててごめんな?」
そう言いながら達也が瑞希の頭越しに手を伸ばして照明のスイッチを入れると、白を基調とした広いエントランスと、その先のリビングが瑞希の目に飛び込んで来た。
達也は散らかっていると言ったが、そんな様子は全くなく、むしろ物が少なく殺風景な印象を瑞希は受けた。
そして、その広さに瑞希は驚いた。
物が少ないからなおさらそう感じるのかもしれないが、例えるなら、ビルの中に一軒家が入っている、そんなイメージがした。
「春田先生がおかしなスリッパを買ってくれたよ」
そう言いながら達也は、買物袋からピンクでモコモコのバーバパパのスリッパを取り出し、瑞希の足元のフローリングに揃えて置いた。
達也が大きくドアを開き、「おじゃまします」と言って瑞希は達也の部屋に足を踏み入れた。
「散らかっててごめんな?」
そう言いながら達也が瑞希の頭越しに手を伸ばして照明のスイッチを入れると、白を基調とした広いエントランスと、その先のリビングが瑞希の目に飛び込んで来た。
達也は散らかっていると言ったが、そんな様子は全くなく、むしろ物が少なく殺風景な印象を瑞希は受けた。
そして、その広さに瑞希は驚いた。
物が少ないからなおさらそう感じるのかもしれないが、例えるなら、ビルの中に一軒家が入っている、そんなイメージがした。
「春田先生がおかしなスリッパを買ってくれたよ」
そう言いながら達也は、買物袋からピンクでモコモコのバーバパパのスリッパを取り出し、瑞希の足元のフローリングに揃えて置いた。