君に笑顔を ~地味子に恋したイケメンのお話~
「あの…」
「ん?」
「読書は終わったんですか?」
「あ、ああ。(終わったんじゃなくて止めたんだけどな)」
「じゃあ、解らない所があるんですけど、聞いてもいいですか?」
「いいけど、読めない所あった?」
「そうじゃないんですけど、ここが…」
そう言って瑞希は達也が読みやすいようにノートの向きを逆さにした。
「あ、俺がそっちに行くから」
達也は立ち上がって瑞希の隣に座り直した。
少し目測を誤り、瑞希と肩が触れ合う程近かったが、瑞希は特に嫌がる素振りを見せなかったので、(まあ、いいか?)と達也は思った。
「ここなんですけど、公式と少し違う気がするんです」
「ああ、それは公式の応用らしいよ。つまり…」
「ん?」
「読書は終わったんですか?」
「あ、ああ。(終わったんじゃなくて止めたんだけどな)」
「じゃあ、解らない所があるんですけど、聞いてもいいですか?」
「いいけど、読めない所あった?」
「そうじゃないんですけど、ここが…」
そう言って瑞希は達也が読みやすいようにノートの向きを逆さにした。
「あ、俺がそっちに行くから」
達也は立ち上がって瑞希の隣に座り直した。
少し目測を誤り、瑞希と肩が触れ合う程近かったが、瑞希は特に嫌がる素振りを見せなかったので、(まあ、いいか?)と達也は思った。
「ここなんですけど、公式と少し違う気がするんです」
「ああ、それは公式の応用らしいよ。つまり…」