君に笑顔を ~地味子に恋したイケメンのお話~
たった半日だというのに、実に様々な出来事があったと思う。

そのすべてが瑞希に関する事であり、ハラハラしたりドキドキしたり、普段は比較的クールだと自分では思っている達也だが、今日の自分はまったくらしくなかったと思う。

(俺はどんだけ瑞希にはまってるんだろうな。

ん? はまってる?

そうだよ、俺は瑞希にはまってるんだよ。瑞希が気になってしょうがないんだ。今まで、女にこんなにはまった事はあったか?
ないな。いろんな女と付き合ったけど、こんなのは初めてだよ。

………!

もしかして、これが“好き”ってやつなのか?
つまり……“恋”ってやつか?

俺は瑞希に……恋をした!?)


漸く達也は、自分の気持ちに気付いたのだった。
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