君に笑顔を ~地味子に恋したイケメンのお話~
「瑞希、俺……」

達也は緊張して唾をゴクッと飲み込んだ。

「こういうの、つまり告るのって初めてなんだけど、俺…おまえの事…、好きになっちまったみたいなんだ」

「………」

瑞希の反応がないのが気になりながらも、照れ臭くて瑞希を見る事が出来ない達也だった。

「おまえは俺の事、どう思ってる?」


すると、隣でゴソゴソと瑞希が動く気配がしたと思ったら、こちらを向いた瑞希の手が達也の胸に乗り、脇腹の辺りに瑞希が頬を寄せて来た。

(瑞希……! それが答えなんだな? つまり、おまえも俺を…!)

「瑞希、嬉しいよ!」

達也は瑞希の方を向き、腕を背中に回してグイッと瑞希を抱き寄せた。

そして、瑞希の頭を撫でながら、キスをしようと瑞希の顔を覗き込むと……
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