君に笑顔を ~地味子に恋したイケメンのお話~
昨日と同じ、マンションから歩いて数分の大きなショッピングモールに二人はやって来た。
瑞希は達也に買ってもらった白のブラウスに黒のワンピースを着ている。今日は昨日と打って変わり、春らしい暖かい陽気なのでコートは要らない。
達也も黒のジーンズに白いシャツにカーキ色のベストを引っ掛けた格好だ。
「あ、そうだ。今日こそ携番を交換しとこうぜ?」
建物に入るとすぐに達也はそう言った。瑞希が携帯を昨日は忘れて来たらしいが、今日は当然持って来てると思ったから。
「ケーバン?」
瑞希は携番の意味が解らず、達也を見上げてキョトンといている。
「ああ。携帯の番号。はぐれた時のためにさ」
「携帯…私は持ってないの」
瑞希は達也に買ってもらった白のブラウスに黒のワンピースを着ている。今日は昨日と打って変わり、春らしい暖かい陽気なのでコートは要らない。
達也も黒のジーンズに白いシャツにカーキ色のベストを引っ掛けた格好だ。
「あ、そうだ。今日こそ携番を交換しとこうぜ?」
建物に入るとすぐに達也はそう言った。瑞希が携帯を昨日は忘れて来たらしいが、今日は当然持って来てると思ったから。
「ケーバン?」
瑞希は携番の意味が解らず、達也を見上げてキョトンといている。
「ああ。携帯の番号。はぐれた時のためにさ」
「携帯…私は持ってないの」