君に笑顔を ~地味子に恋したイケメンのお話~
瑞希は達也の胸に頬を寄せ、スヤスヤと眠っているが、達也は眠れずにいた。
春田の非常識、あるいは不可解とも思える言動は、瑞希が施設暮らしと知っていたからだと、達也は納得した。
(同棲を勧めたのもそういう事だったんだな。つまり、瑞希の事を救ってやれって事か…
俺だって、出来る事ならそうしたい。
親父に内緒で同棲するか?
しかし大学の資金はどうする?
瑞希のバイトは今すぐにでも辞めさせたい。受験勉強と両立なんて無理だ。体を壊すに決まってる。
そもそも、大学の資金っていくらぐらい必要なんだ?
やっぱり、親父に頭を下げるしかないのか?
それも嫌だが、あの冷酷そうな親父がうんと言うとは思えない。
俺は、どうすりゃいいんだ…)
春田の非常識、あるいは不可解とも思える言動は、瑞希が施設暮らしと知っていたからだと、達也は納得した。
(同棲を勧めたのもそういう事だったんだな。つまり、瑞希の事を救ってやれって事か…
俺だって、出来る事ならそうしたい。
親父に内緒で同棲するか?
しかし大学の資金はどうする?
瑞希のバイトは今すぐにでも辞めさせたい。受験勉強と両立なんて無理だ。体を壊すに決まってる。
そもそも、大学の資金っていくらぐらい必要なんだ?
やっぱり、親父に頭を下げるしかないのか?
それも嫌だが、あの冷酷そうな親父がうんと言うとは思えない。
俺は、どうすりゃいいんだ…)