君に笑顔を ~地味子に恋したイケメンのお話~
そんな事情を知らない瑞希は、恥ずかしさで頬を赤く染めていた。
(池上君の服って、大きくて暖かい…。池上君の匂いがして、何だか抱きしめられてるみたい…)
そんな想いで、ますます顔が熱くなる瑞希だった。
少しすると、二人の前に真っ赤で派手な小型車が来て停まり、「お待たせ〜」と言いながら、運転席から春田が降りて来た。
春田は達也の上着を羽織った瑞希に目をやり、
「さすが、優しい王子様ね!」
と、達也の耳元で囁いた。
「な、何言ってるんですか!」
達也がチラッと瑞希に目をやると、キョトンとしているので春田の言葉は聞こえなかったようだ。
「さあ、乗ってちょうだい?」
春田は後部のドアを開き、瑞希と達也は並んで乗り込んだ。
車に乗り込む時、瑞希は達也の上着を脱ごうとしたが、「着てていいから」と達也に制されていた。
(池上君の服って、大きくて暖かい…。池上君の匂いがして、何だか抱きしめられてるみたい…)
そんな想いで、ますます顔が熱くなる瑞希だった。
少しすると、二人の前に真っ赤で派手な小型車が来て停まり、「お待たせ〜」と言いながら、運転席から春田が降りて来た。
春田は達也の上着を羽織った瑞希に目をやり、
「さすが、優しい王子様ね!」
と、達也の耳元で囁いた。
「な、何言ってるんですか!」
達也がチラッと瑞希に目をやると、キョトンとしているので春田の言葉は聞こえなかったようだ。
「さあ、乗ってちょうだい?」
春田は後部のドアを開き、瑞希と達也は並んで乗り込んだ。
車に乗り込む時、瑞希は達也の上着を脱ごうとしたが、「着てていいから」と達也に制されていた。