ゆー君のゆーうつ。
……あー……ダメだ、ダメだ。
止めよう。ストップ、ストップ……。
勉強に集中しないと。
オレは受験生なんだから。
たかが恋愛なんかにウツツ抜かしてる場合じゃない。
そうだ。
知り合って以来、やけにくっついて来るのを何度も何度も追い払うのがめんどくさくなって……
それで付き合ったんだっけ?
……違ったっけ?
まあ、いい。
今はとにかく勉強、勉強。
そして、よしっ、と自分に気合いを入れて、目の前の参考書のページをめくった。
その瞬間、机の上に置かれたケータイがピカッと光って、メールを受信したことを伝えた。
……?
何気なくメールを開くオレ。
そうは言ってもこの時間。
もう、ほとんど毎日のことだから、だいたいの予想はついている。