☆原田家の恋愛事情☆
「えぇー今日は席替えをします」

担任の声で教室がドッと騒ぐ。

私の番になり、くじを引いた。

「弥生!!何番だった?」

「9だよ」

「じゃあまた離れちゃったね」

美紀は残念そうに移動を始めた。

あたしも邪魔になるから机を動かして移動する。


席はまどがわから2列目の後ろになった。


本当は窓側が良かったんだけど、くじ運の無いあたしにしては上出来だ。


移動も終わり、あたしは席に座って前をボーッと見てた。

突然ガタッと音がして横を見ると、あの原田秋斗が座ってた。

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