☆原田家の恋愛事情☆

気付いた気持ち

今日も周りがうるせぇ。

隣を歩く弟の夏樹も嫌そうだ。

冬夜は中等部だから校舎の中には2人で入る。


「秋斗さんあの…これ良かったら食べて下さい!!」

突然目の前の女にピンクのリボンがついた箱を渡された。


「何?何が入ってんの?」

夏樹がリボンを引っ張る。


「そんなに気になんならやるよ」

箱を夏樹に渡して女の横を通る。
その後夏樹の声が聞こえた。

「秋斗食べないみたいだから俺が貰うね、ありがと」

「はい!!嬉しいです!!」

女は嬉しそうに喋ってる。

< 6 / 63 >

この作品をシェア

pagetop