愛は過ち
第2章、出会いと出会い
【羽美】

学校が終わった時間に屋上からでた。


教室には女子が数人残っていた。



その中の1人が走ってよってきた。

「あ!萱野さん。よかった〜まだ学校いて。」


は?

その女はいつも教室の中心にいる、確か…
瀬田真穂(せだまほ)とかゆうポニーテールのよく似合う女の子だ。


「帰ってこないのに荷物あるから。荷物とられるか心配でっ。待ってたの。」



あたしは無言で瀬田を見つめた。


瀬田のまわりにいた数人の女子は
「真穂、だから帰ろうって言ったじゃぁん。」
「シカト?何か言えよ。」
「屋上でヤってたんじゃない?」
と口々に言っていた。





「余計なお世話。」
あたしは一言そう言って荷物をとり教室をでた。
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