密色の恋

「おーいっ」

「んっ?」

「もう7時だぞっ」

「えっ!!」

「わっ!!!」

「優助君…!!」

「えっ私…寝ちゃってたんだ」

「愛里ちゃんもう遅いから送ってくよ」

「えっあっありがとぅ」

「うんっじゃあ行こっ」

「うっうん」

「ごめんねぇ送ってもらっちゃって…」

「でも,どうしてこんな遅くまで教室に?」

「あぁ…忘れものしてたから取りに行ったら愛里ちゃんが寝ててっ」

「起こすのかわいそうだったから,しばらくそのままにしてたんだけど…」

「なかなか愛里ちゃん起きないから,もう7時だし暗くなってきたから,ヤバイかなと思って」

「ごめんねぇ…」

「全然いいよっ気にしないでっ」

「あっじゃあ私ここだから…」

「うん」

「送ってくれてありがとぅ,また明日」

「また明日!」

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