FLOWER PRINCESS


朝見た時と同じ白い世界。

あぁ、ここは夢なのね。

『ミラ、いらっしゃい。』

いきなりする懐かしい声。

振り向くと、今まで白かった世界に、

花畑と人が立っていた。

「…おかあ…さん…。」

目の前にいるのは、

すでに亡くなったはずのミラの母。

優しく微笑み、手招きをしている。

「お母さん…。」
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