FLOWER PRINCESS
「ミラっ!」
「カインっ!
馬車、本当なのね!」
「あぁ。さぁ乗って?」
カインが開けたドアにミラとカイラは乗り込んだ。
「カインには話し声は聞こえないはずだから話して?」
「ありがとう。あのね…。」
ミラは、今までのことを全部話し始めた。
「ミラ、辛かったね。」
話し終えたミラの頭をそっと撫でるカイラ。
「ミラ、私がいるから。」
「カイラ、ありがとう。
ところでカイラの話って何?」
ミラが言った瞬間、
馬車が急に止まった。