FLOWER PRINCESS


「オリヴァンがなければ、ポートが世界を征服できていた!

なのに…

あんたの国のせいで私たちの国は滅びそうになっているのよ!

ずっと…ずっと、待ってた。

ミラ、あなたが王子のものになるのを。」

「カイラ、それどういう意味なの…??」

「ジゼルは、あんたにずっと前から好意を抱いてた。

ずっと前に出逢ったとかなんなのかは知らないけど。

それで、ジゼルは慎重にあんたと出会うために動いていたのよ。

それを知った私は、

ずっと前からあんたとお友だちごっこをしていただけ。」

「そんなの嘘よっ!

カイラがそんなことするわけないっ!

それに、

お母様とカイラのお母様だって昔から仲がよかったじゃないっ!」

カイラの言葉を否定するミラ。

そんなの、嘘だといって欲しかった。
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