FLOWER PRINCESS
ニコニコと笑うミラ。
「さぁ?どうでしょうかしらね。」
「ミラ、ミシェルは私のお姫様なんだよ。」
後ろを振り向くと父のフラルが立っていた。
「お父さんっ!」
鉢を置いてフラルに抱きつくミラ。
「フラルったら…。」
ほんのりと頬を赤らめ、ミシェルはミラが置いた鉢を窓際に置いた。
「それはまたミラが咲かせた花か?」
「えぇ。」
「そうか…ではやはりミラはそうなのかもしれないな。」
「ミラが花姫だなんて…
本当に嬉しいわ。」