FLOWER PRINCESS
「いいよ。平等ね。わかった。」
王子は何やら紙に書いた。
「じゃあ、ミラ。博物館についてはどうするの?」
「それは…。」
考えていなかった。
花畑のことを考えて昨日は満足をしてしまっていた。
「そうか。」
王子はそう言うと3枚の紙を私の前に出した。
「可愛い…。」
つい声が出てしまったミラ。
紙にはそれぞれ博物館の絵らしきものが書かれていた。
「この3つでどれが1番いいと思う?」
王子に問われてミラは考える。