FLOWER PRINCESS


王子から奪おうとしても、王子は逃げて中々取れない。

「レシェ様が知ったらいくらあなたでもどうなるかわかっているのでしょう!?」

レシェ様はきっと私の味方をしてくれる。

「あっ、そうか。どうしようかな。」

よしっ!

レシェ様について考えていなかったのなら好都合だわ。

「な~んてね?母上と父上はしばらく戻ってこないから。」

「えっ!?戻ってこないって…。」

「隣国には行ったのはミラも知っていると思うけど、そこの国の治安が悪いからって父上がわざわざ遠征しにいったから。」

「そんなぁ…。」

ショボンと俯くミラ。
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